鈴木 貴典 - シニアテクニカルコンサルタント

日本の開発プロセスに意識変革を起こす

鈴木 貴典 - シニアテクニカルコンサルタント

2002年入社 筑波大学大学院 システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻

facebook : takanorig

社員ストーリー

開発プロジェクトの7割は失敗している?

現在の日本では、システム開発プロジェクトの約7割が失敗すると言われています。確かに、私がお客様のところへ伺うと、どこそこのプロジェクトが危ない、とか、規模が見積もりの三倍に膨らんだ、とか、サービスインしたものの問題が出続けており大変、といった話をよく耳にします。
まさしく、失敗プロジェクトだらけなのです。

なぜ、そのようになってしまうのでしょうか?

劇的に変わり続ける開発環境

プロジェクトが失敗する要因は、開発メンバの技術スキル不足や、スケジュール管理などのマネジメント力不足、新しい技術の導入に対するリスク管理不足など、いろいろ考えられます。

しかしながら、それら含めて失敗する状況が改善されないのは、IT業界自体が常に変わり続けているため、という影響が大きいと考えます。

例えば、開発のスケジュールを見ても、数年前までは、半年~1年ぐらいをかけて開発する規模のプロジェクトが、今では、三ヶ月、ひどいときには一ヶ月程度で開発することを求められるようになってきています。これは、世の中でITシステムの重要性が高まると共に、システムをより早く市場へ投入することを求められているからです。

また、グローバル化すると共に、競争相手は日本国内だけでなく海外の開発ベンダーであったり、海外からの人件費の安い人材の流入で、コスト削減の流れとなり、その影響で開発そのものの質が低下するなどの問題も起きています。

これは当社だけの話ではなく、日本のシステム開発全体がそのような傾向にあるのです。それだけ、現状の日本のシステム開発は、厳しい状況にあると言えます。

こうした状況なのですから、従来と同じような開発プロセスで仕事をしていても、プロジェクトが失敗するのも当たり前と言えるかもしれませんね。

Acroquestの開発プロセスを広める

そこで、私としては「日本の開発プロセスに意識変革を起こす」ことが急務だと思っています。短納期・低予算でも、品質・コスト・納期のバランスをしっかり取って成功させ、確実に利益が出るような開発プロセスが必要なのです。

先程、日本のシステム開発は「厳しい状況」にあると書きましたが、それだけに今の仕事に大きなやりがいを感じていますね。なぜなら、私の仕事は、SEPG(Software Engineering Process Group)といって、そのプロジェクトに最適な開発プロセスを考え、実際にプロジェクトに適用するという、まさにプロジェクの成否を左右するものだからです。
日々、プロジェクトからの相談を受けながら、どうやったら最適なプロセスになるのかを模索しています。

持てる知識と経験を総動員してサポートしたプロジェクトが、高い利益率を出し、ユーザにも高い評価を頂いて終わることができた時は、やはり嬉しいものです。

また、これまで、「JaSST Tokyo」という国内最大のソフトウェアテストのシンポジウムではベストスピーカー賞を頂いたり、「5WCSQ: The 5th World Congress for Software Quality」(世界ソフトウェア品質会議)という国際会議でセッション発表を行ったりと、プロセスへの取り組みを 社外へ広める機会にも恵まれました。

今後は、自社で作り上げたプロセスや方法論を、社外の多くのプロジェクトにも広めていき、全国レベルで「日本の開発プロセスに意識変革」を実際に起こしたいですね。もちろん、その先は、世界にも。
ちょっと大それた夢でしょうか(^^;

  • 社員ブログ
  • Facebookページ
  • T3ブログページ
  • Acroquestページ
loading...