JAXA、国立天文台と京都大学が進めている、3次元星地図プロジェクト「JASMINE」。赤外線写真を元に、天の川銀河の星々の3次元天体地図を構築し、銀河の成り立ちや巨大ブラックホールの解明を目指しています。これにより「見えない物質」の分布と運動、星の誕生と進化等、天文学の様々な分野が発展すると言われています。
課題は「超高精度」と「スピード」。世界初となる、1億分の1度以内の星間の角度を見分ける解析技術、および、刻一刻と送られてくる膨大な衛星写真を集約・解析し、1つのマップにまとめる事が求められます。
※JASMINEプロジェクト:https://www.nao.ac.jp/research/project/jasmine.html
アクロクエストは、画像解析や機械学習、ビッグデータ分析の知見を活かして、星の位置抽出アルゴリズムの開発に携わりました。かつ、高い処理性能を持つマシンでなければできなかったシミュレーションを、一般家庭にあるパソコンのレベルでもできるように更なる最適化を実現しました。
JASMINEプロジェクトは今後10年規模の継続的な改良・開発が計画されています。アクロクエストはデータ分析の知見を活かし、様々な分野に貢献していきます。
画像解析技術、および、行列計算用ライブラリを活用して高速処理を実現しています。
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